アローナット雑記1
アローナット。所謂不快サイクルと呼ばれる並びである。基本的に数値に乏しく、その優秀なタイプによって受けを成立させていく。しかしこの並びにも弱点はあり、今回はアローナットでは対処できないポケモンを挙げていく。
★以下に挙げるのは初対戦時にはアローナット選出はできるが、勝つことが難しいポケモンである。再戦ではアローナット選出はできないことが多い。
基本的にはナットレイで受けることができる。しかし悪巧み気合玉持ちだとナットレイでは受け切れない。焼き尽くすも勘弁。HDナットだと無振り2↑気合玉は耐えるので、削ることはできる。
初見では判断することができないので使用者のTNを把握して、再戦時にはアローナット選出はしない。
・(メガ)バシャーモ(格闘全般)
基本的にはファイアロー後出しで良い。しかし飛び膝蹴りはかなり入るし、次のターンに羽休めかブレイブバードかの択になる。
更に厄介なのは岩技持ちで、持っていたら問答無用で降参。立ち回り次第では、勝てない訳ではないがファイアロー後出しするたびに択になる。
・スイクン
基本的にはナットレイ後出しで勝つことはできないが、負けることはない。
ノイクンと呼ばれる身代わり守る@残飯、とかだと厳しい。火傷しないことを祈るしかない。
岩タイプ。ナットレイで受けるが炎のパンチ、馬鹿力、桁繰りやめて。
叩き落とすを受けられない。頑張って鬼火を入れる。ストーンエッジ、炎の牙、空元気を持っていたらTN把握安定。
・サザンドラ(悪タイプ全般)
拘りならタイプ受けできる。眼鏡悪波はHDナットなら対面から勝つことができる。拘っていないのならTN把握。
基本的に高火力悪技は受けられない。
・ギルガルド(ゴーストタイプ全般)
ゴースト技は受けられない。型が多く、どちらで受けていいのか判断しにくい。
・めざめるパワー岩・炎
TN把握or択勝ち
【まとめ】
完全に相手依存なので安定して勝つことはできないが、上に挙げたポケモンは数が少ないことが多いので対戦数をこなすことが重要。
全員に勝てるガブリアスは最強。
相手のPTにいるだけでアローナット両選出できないポケモンリストは別記事にて。
【ORAS S16使用構築】ガルガブアローナットゲンガーミトム【最高2106/最終1901】
アローナット軸の並びとしては結論だと思っている。有利不利な構築がはっきりしているため不利な構築は負けた後に記憶して、次に当たった時にメタを張ることが重要になる。
並びはこちら。基本選出はガルアローナット。それらで対応できないPTに対してはゲンガーミトムナットで詰める。
【個別解説】
ガルーラ♀@ガルーラナイト
性格:意地っ張り
特性:肝っ玉→親子愛
努力値:212-236-60-×-0-0
実数値:207-159-108-×-100-110(メガ前)
:207-192-128-×-120-120(メガ後)
技構成:猫騙し/秘密の力/不意打ち/炎のパンチ
ガブリアス♂@気合の襷
性格:陽気
特性:鮫肌
努力値:0-252-4-×-0-252
実数値:183-182-116-×-105-169
技構成:逆鱗/地震/岩石封じ/剣の舞
性格:陽気
特性:疾風の翼
努力値:252-0-76-×-0-180
実数値:185-101-101-×-89-185
技構成:ブレイブバード/鬼火/羽休め/挑発
ナットレイ♂@食べ残し
性格:呑気
特性:鉄の棘
努力値:252-0-4-×-252-0
実数値:181-114-167-×-168-22
個体値:31-31-31-×-31-0
技構成:ジャイロボール/タネマシンガン/宿り木の種/守る
ゲンガー♀@ゲンガナイト
性格:臆病
特性:浮遊→影踏み
努力値:252-×-4-0-0-252
実数値:167-×-81-150-95-178(メガ前)
:167-×-101-190-115-200(メガ後)
技構成:シャドーボール/滅びの歌/身代わり/道連れ
ウォッシュロトム@拘り眼鏡
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:172-×-4-252-12-68
実数値:147-×-128-172-129-115
技構成:ハイドロポンプ/10万ボルト/ボルトチェンジ/トリック
【ORAS S15使用構築】ガルラティアローナットボルトスイクン【最高2136/最終190X】
PTに手応えはあったがレートは伸びなかった。サイクルの限界を感じた。
並びはこちら。ガルーラ+アローナットを基本選出としそれでは受けきれないポケモンを眼鏡ラティオスで一掃することを目標にする。
【個別解説】
ガルーラ♀@ガルーラナイト
性格:意地っ張り
特性:肝っ玉→親子愛
努力値:132-236-4-×-20-116
実数値:197-159-101-×-103-125(メガ前)
:197-192-121-×-123-135(メガ後)
技構成:秘密の力/不意打ち/炎のパンチ/身代わり
ラティオス♂@拘り眼鏡
※プレシャスボール
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:156-×-68-236-4-44
実数値:175-×-109-198-131-136
性格:陽気
特性:疾風の翼
努力値:252-0-76-×-0-180
実数値:185-101-101-×-89-185
技構成:ブレイブバード/鬼火/羽休め/挑発
ナットレイ♂@食べ残し
性格:呑気
特性:鉄の棘
努力値:252-0-4-×-252-0
実数値:181-114-167-×-168-22
個体値:31-31-31-×-31-0
技構成:ジャイロボール/タネマシンガン/宿り木の種/守る
ボルトロス♂@命の珠
性格:臆病
特性:悪戯心
努力値:4-×-0-252-0-252
実数値:155-×-90-177-100-179
技構成:10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/電磁波
スイクン@カゴの実
性格:図太い
特性:プレッシャー
努力値:252-×-180-0-0-76
実数値:207-×-173-110-135-115
技構成:熱湯/凍える風/瞑想/眠る
【まとめ】
この構築はガルーラ+アローナットを試した最初のPTであり、非常に穴が大きい。当初はガルーラをアローナットだけで受けきることを目標にしていたので、ガルーラの型が相手のガルーラに弱い構成になっている。それでは勝てないと学んだシーズンであった。
【ORAS S14使用構築】ボルトガブガルゲンアローニンフ【最高2151/最終2107】
本気で2200を目指したが一歩及ばず、達成することができなかった。構築の完成度は高いと感じており、プレイヤーが強ければ2200は達成できると思っている。
並びはこちら。ガルガブアローで対面を制すorゲンガーニンフ@1で詰めていくことを目指す。
【個別解説】
ボルトロス♂@命の珠
性格:臆病
特性:悪戯心
努力値:4-×-0-252-0-252
実数値:155-×-90-177-100-179
技構成:10万ボルト/めざめるパワー氷/気合玉/電磁波
対面性能、抜き性能、ストッパー性能の高いボルトロス枠。珠の理由はナットレイが重くマンダナットなどのサイクル構築を吹き飛ばすため。初手にはあまり出さないが、出す際はガルーラに居座るのかしっかり考えて立ち回る必要がある。有利対面をとった際、このポケモンはタイプ相性を知らない。
ガブリアス♂@拘りスカーフ
性格:陽気
特性:鮫肌
努力値:0-252-4-×-0-252
実数値:183-182-116-×-105-169
ガブリアスの同速に勝つ可能性があり、最速100族を抜ける最速スカーフガブリアス。対面構築に積極的に出していく。
ガルーラ♀@ガルーラナイト
性格:無邪気
特性:肝っ玉→親子愛
努力値:4-148-4-100-0-252
実数値:181-134-101-73-90-156(メガ前)
:181-164-121-93-108-167(メガ後)
技構成:捨て身タックル/冷凍ビーム/不意打ち/猫騙し
最速両刀ガルーラ。カバルドン軸に積極的に出していく。対面性能が高いので初手に選出することが多い。ギルガルドに有効打を持たないので、PT単位で重いポケモンとなってしまった。
ゲンガー♀@ゲンガナイト
性格:臆病
特性:浮遊→影踏み
努力値:252-×-4-0-0-252
実数値:167-×-81-150-95-178(メガ前)
:167-×101-190-115-200(メガ後)
技構成:シャドーボール/滅びの歌/身代わり/道連れ
HS滅びゲンガー。h実数値159余りdがメジャーであると思うがそれだと、ガルーラ対面で2回身代わりを押した際特化地震で落とされる可能性が高まってしまうため、HSぶっぱ。基本的にガルクレセに対し初手選出し、ガルーラと確実に1:1をとって、裏で詰めていく。
ファイアロー♂@鋭い嘴
性格:意地っ張り
特性:疾風の翼
努力値:172-252-4-×-28-52
実数値:175-146-92-×-93-153
ここまでバシャーモが重いため採用。バシャーモを見たらほぼ選出しなければならない所が欠点。ガルガブで削ってファイアローで締める。稀にクレセリアなどの耐久ポケモンを相手にする場合もある。
ニンフィア♀@カゴの実
性格:図太い
特性:フェアリースキン
努力値:244-×-252-4-4-4
実数値:201-×-128-131-150-81
技構成:ハイパーボイス/めざめるパワー地面/瞑想/眠る
クレセドランをカモるための駒。ガルーラに弱いのでガルーラはゲンガーで確実に1:1をとってもらう。瞑想クレセリアは切っている。他にも受けループに対して詰めの駒として選出する。
めざ地ニンフィアの親個体を貸して下さったASさんに感謝。
【ORAS S13】33-4達成構築
勝率33-4を達成した構築なので、記念に記事にする。欠陥構築であり二度と使うことはない。
並びはこちら。基本選出をガルクレセドラン、ガルクレセサザンとし、サイクルで負けそうな時はチルタリス@2で詰める。
【個別解説】
ガルーラ♀@ガルーラナイト
性格:無邪気
特性:肝っ玉→親子愛
努力値:4-148-4-100-0-252
実数値:181-134-101-73-90-156(メガ前)
:181-164-121-93-108-167(メガ後)
技構成:捨て身タックル/冷凍ビーム/大文字/猫騙し
サザンドラ♂@拘り眼鏡
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:0-×-0-252-4-252
実数値:167-×-110-194-111-150
技構成:流星群/悪の波動/火炎放射/気合玉
性格:図太い
特性:浮遊
努力値:252-×-252-0-0-4
実数値:227-×-189-95-150-106
技構成:サイコキネシス/冷凍ビーム/毒毒/月の光
ヒードラン♀@食べ残し
性格:臆病
特性:貰い火
努力値:212-×-4-4-36-252
実数値:196-×-127-141-131-141
技構成/噴煙/大地の力/挑発/守る
ウォッシュロトム@達人の帯
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:252-×-0-244-4-4 余り4
実数値:157-×-127-171-128-107
個体値:31-偶-30-31-31-31
技構成:ハイドロポンプ/10万ボルト/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷
性格:控え目
特性:自然回復→フェアリースキン
努力値:244-×-44-60-52-108
実数値:181-×-116-107-132-114(メガ前)
:181-×-136-151-132-114(メガ後)
技構成:ハイパーボイス/大文字/毒毒/羽休め
【まとめ】
単体で詰むポケモンが多い。例えば、ルカリオ、スイクン、ウルガモス、ゲンガー、ドリュウズなど。序盤に33-4を達成したのであまり誇れることではない。瞬間最高2位くらいまでは行った。
【ORAS S13使用構築】初2100達成構築【最高2110】
S13に初めて2100を達成したということで記念に記事にする。単体のポケモンの型が上手く環境に適合し、たまたま2100を達成できたが、欠陥が至るところにあり、二度と使用することはないだろう。
並びはこちら。クレセドランでサイクルを回し裏のポケモンで詰める。もしくはガルガブガッサで殴り続けるような動きもとれる。
【個別解説】
ガルーラ♀@ガルーラナイト
性格:無邪気
特性:肝っ玉→親子愛
努力値:4-148-4-100-0-252
実数値:181-134-101-73-90-156(メガ前)
:181-164-121-93-108-167(メガ後)
技構成:捨て身タックル/冷凍ビーム/大文字/猫騙し
この構築の軸。1メガのためほぼ100%選出する。単体性能が高いので初手出しが安定する。カバルドンが多い環境だったため、冷凍ビームが刺さった。
ガブリアス♂@拘り鉢巻
性格:意地っ張り
特性:鮫肌
努力値:0-252-4-×-0-252
実数値:183-200-116-×-105-154
意地鉢ガブ。ADにした時もあったが遅いガルーラを抜けたりSに振る恩恵が多いと感じたためAS。襷ゲンガーが流行っていたため、初手対面して、ダブルチョップでイージーウィンすることもあった。物理受けを崩してガルーラの一貫をとる。
性格:図太い
特性:浮遊
努力値:252-×-252-0-0-4
実数値:227-×-189-95-150-106
技構成:サイコキネシス/冷凍ビーム/毒毒/月の光
物理受け。大体のPTにガルクレセドランを選出した。釣り交換は殆ど行わなかった。
ヒードラン♀@食べ残し
性格:臆病
特性:貰い火
努力値:212-×-4-4-36-252
実数値:193-×-127-151-131-141
技構成:噴煙/大地の力/挑発/守る
マグマストームは当たらないので噴煙を採用。最速である必要はなくこの個体しか持っていなかったためこの型になった。その恩恵でキノガッサにワンチャン勝てる可能性を持つ。噴煙の火傷と挑発があるので、毒毒or鬼火の必要性は感じなかった。
キノガッサ♂@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:テクニシャン
努力値:0-252-4-×-0-252
実数値:135-200-101-×-80-122
技構成:マッハパンチ/タネマシンガン/岩石封じ/キノコの胞子
刺さっている時にしか選出しない。重いスイクンが役割対象。
スイクン@カゴの実
性格:図太い
特性:プレッシャー
努力値:252-×-180-0-0-76
実数値:207-×-173-110-135-115
技構成:熱湯/冷凍ビーム/瞑想/眠る
殆ど選出しなかった。見せポケ。
【まとめ】
2100達成でき自分に自信がついた良いシーズンだった。2100から1回も勝てず、ズルズルレートが下がってしまったが、後悔はしていない。
過去のPT
自分用メモ
【S7】
私がガチでレートを始めたシーズン。PTは覚えてない。最終レート1600くらいだったと思う。
【S8】
インフレの波に乗り初1900にのったシーズン。この頃はガルーラを使って勝てない、批判されそうなどの偏見があって使うのが怖かった。このPTはガルーラの処理がガバガバの初々しいPTである。
【S9】
2000チャレンジはしたものの一歩届かなかった。S8で2300到達者がガルーラを使っていたということで、初めてガルーラを使ったシーズンである。最終1951。
【S10】
初めて2000にのったシーズン。このPTは中身こそ違えど、現在もこの並びを使用している。現在の自分を構築する基盤となったPTだといえる。メガ/スカーフ/メガ/ラム/帯/残飯だった覚えがある。最終2002。
【S11】
2100を目指したPT。このPTはガルガブゲンしか選出してない。襷ゲンガーで場を荒らし、グロガルで物理受けを崩し、スカガブで締める。しっかり考えてPTを構築しなければならないことを学んだシーズン。最終1945。
【S12】
思うようにレートが伸びずかなり迷走した。ガルガブゲンだけでは勝てないと悟った。最終1923。
【S13】
序盤に使用したPT。欠陥構築であるにも関わらず33-4を達成してしまった。序盤元気しまくった。無邪気両刀/眼鏡/ゴツメ/最速残飯/帯/HC。
初2100達成構築。カバルドンが流行り両刀ガルーラが刺さったのが大きかった。2100から一回も勝つことができずズルズルレートを落とした。無邪気両刀/鉢巻/ゴツメ/最速残飯/襷/カゴ瞑想。
【S14】
2200を本気で目指したPT。メガゲンガーできついポケモンを処理し裏で詰めるという戦術をこのPTで学んだ。クレセドランが流行りめざ地ニンフィアでカモっていた。プレイヤーが強ければ確実に2200に行けたPTだと思う。珠/スカーフ/無邪気両刀/滅び/プレート/カゴHB瞑想めざ地。最高2151/最終2107。
【S15】
ガルアローナットを主軸とし、重いポケモンを眼鏡ラティで一掃することを目標にした。ラティオスでは限界を感じた。HA身代わり/HC眼鏡/HSゴツメ/HD残飯/CS珠/HBカゴ瞑想。最高2136。
【S16】
S10で使用した並びを改良したものの。アローナットを軸にした完成形であると思っているが確実に勝てないPTがかなり存在るすため2200は難しい。HA猫秘密不意ほのパン/襷剣舞/HSゴツメ/HD残飯/滅び/hCs眼鏡。
【S17】
ORASラストシーズンであるためなんとしてでも目標の2200にのせたかった。初めて2100に到達して、2200にのせるまで120戦かかった。
PTの完成度は高いものではなく、苦手なポケモンに2100帯であたらなかったため、2200にのれた。